呼吸器内科

呼吸器内科について

気管や肺、肺を包む胸郭や胸膜など呼吸器にかかわる病気を扱います。具体的には、風邪をはじめ、インフルエンザ、気管支炎、肺がん、肺炎、肺気腫、花粉症、気管支喘息などのアレルギー性疾患などを診療します。

こんな症状ありませんか?

  • 会話中に咳き込んでしまう
  • 痰がからんで苦しい
  • ゼーゼーと息をする
  • 咳が2週間以上続く
  • 息苦しい
  • 呼吸困難
  • いびきをかく など

代表的な疾患

  • 気管支喘息(ぜんそく)

    気管支喘息とは、気管支や気道の粘膜に慢性的な炎症が生じている状態です。子どもの病気と思われがちですが、成人後に発症する方も少なくありません。激しい咳などの発作や胸の痛み、喘鳴(喉からゼーゼー、ヒューヒューと音が鳴る状態)などの症状が表れます。
    また、最近では喘鳴を伴わない「咳喘息」の方も増えています。喘息の一歩手前の状態であり、そのうち約3割が喘息に悪化すると言われています。

  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)

    慢性呼吸器疾患の中でも、特に代表的なのが慢性閉塞性肺疾患(COPD)です。タバコ病とも言われ、主に喫煙が原因で肺胞の破壊や気道に炎症が生じ、さまざまな肺の病気につながります。
    初期の頃は自覚症状がほとんどなく、進行とともに息切れや咳、痰などの症状が表れます。重症化すると酸素ボンベが必要になり、心筋梗塞や骨粗しょう症、糖尿病などの全身疾患のリスクも高まります。

  • 気管支炎

    気管支炎とは気管支に炎症が生じ、咳や痰が出るようになります。急性と慢性に分けられ、急性気管支炎の主な原因はウイルスや細菌です。また、同時に風邪を発症し、発熱や鼻水などの症状に悩まされる恐れもあります。
    一方、慢性気管支炎の主な原因は、抗酸菌症や百日咳などの感染症、副鼻腔気管支症候群、喫煙によるケースが考えられます。慢性的な炎症により気道が狭くなり、咳や痰などの発作が続きます。

  • 肺炎

    肺炎とは肺がウイルスや細菌に感染し、炎症を起こしている状態です。急性の感染症がほとんどで、風邪とよく似た症状が表れますが、重症化すると命にかかわる病気です。特に高齢者の場合は嚥下機能の低下により、誤嚥性肺炎のリスクが高まるなど、健康管理では肺炎の予防も重要です。

症状によって各種検査を
行う事があります

  • 胸部X線

    胸部X線ではX線を照射し、胸部の様子を検査します。撮影後の画像は心臓や骨が白っぽく表示されます。肺は健康な場合は黒く表示されますが、何らかの異常がある場合は画像に白い影が見えます。画像からは病変の形状や輪郭なども分かり、疾患を予測できます。特に肺炎や結核、肺がんなどの病気の診断に適しています。

  • スパイロメーター

    スパイロメーターは、肺を通る空気の量や速度を測定し、肺の働きや呼吸器の異常を発見する装置です。検査では鼻をつまんだ状態でマウスピースをくわえ、一気に息を吐き出す行為を繰り返します。

診療内容

  • 内科

    内科の治療対象となる病気は、血液や消化器、循環器、呼吸器、内分泌、神経系統、腎臓内科など多岐にわたるため、なるべく広く深い医療を心がけています。

  • 消化器内科

    口から肛門までの消化管(食道・胃・十二指腸・大腸)と、これに付属するだ液腺、肝臓、すい臓、胆道などの病気が対象です。

  • 呼吸器内科

    気管や肺、肺を包む胸郭や胸膜など呼吸器にかかわる病気を扱います。具体的には、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、気管支炎、肺炎などを診療します。

  • 循環器内科

    血管や心臓の病気を専門に扱います。具体的には高血圧症、動脈硬化症、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、不整脈、心臓弁膜症です。

  • 各種健診・
    検診・人間ドック

    横浜市の健康診査、横浜市の肺がん検診、胃がん検診(内視鏡)、大腸がん検診、前立腺がん検診、また人間ドックも行っています。

  • 小児科

    小児(新生児から15歳位まで)を対象とし、幅広い病気の治療を行ないます。子どもの健康と身体を診療・治療・ケアし、健全な発育を助ける役割を担います。

身体のその小さなサイン、
もしかしたら生活習慣病かもしれません

過度な飲酒、偏った食事、喫煙、運動不足など、身体に好ましくない生活を送っていませんか?生活習慣病は、日頃の生活習慣が原因で起こる病気の症状です。身体に異常を感じなくても、日々の不規則な習慣で生活習慣病になる可能性が高くなります。