コラム

大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)に関して

大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)とは

大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)は、肛門から細い内視鏡を挿入し、大腸の内側を直接観察する検査です。炎症やポリープ、がんなどの病変を早期に発見できるだけでなく、必要に応じて組織検査(生検)やポリープ切除といった内視鏡治療も同時に行うことができます。

 

大腸カメラでわかること

大腸カメラでは以下のような病気や異常を見つけることができます。

  • 大腸ポリープ(将来的にがん化する可能性があり、内視鏡で切除することで発癌の予防になります)
  • 大腸がん(早期がんから進行がんまで)
  • 大腸炎(潰瘍性大腸炎・クローン病等の慢性炎症性腸疾患・感染性腸炎など)
  • 出血の原因(血便や貧血の原因検索)
  • 憩室(大腸の壁の一部が袋状に突出した状態)

現在横浜市の大腸癌検診では検便にて便に含まれる血液の成分を高感度に検出する便潜血検査を行っております。検査で陽性であれば2次検診として大腸カメラは必要な検査になります。また、症状がなかったり、便潜血検査で陰性であっても病変が見つかることも多く、早期発見のために非常に重要な検査になります。当院では60歳までには少なくとも1回は大腸カメラをすることを勧めさせていただいております。


安心して受けられる苦痛の少ない大腸カメラ検査のご案内

 

内視鏡専門医による精度の高い診断と治療

横浜市青葉区の池田医院では内視鏡専門医がすべての検査を担当し、質の高い診断と安全な治療を行っています。発見されたポリープのうち、その場で切除可能なものは日帰りで切除することが可能です。

最新機器による高精度な観察

最新型の内視鏡システムを導入し、拡大内視鏡やBLI/LCIといった特殊光観察を用いることで、微細な病変も見逃さないよう努めています。これにより、早期がんや小さなポリープの発見率向上が期待できます。

鎮静剤・鎮痛剤による「無痛」に近い検査

「大腸カメラはつらい」というイメージをお持ちの方も多いですが、当院では鎮静剤・鎮痛剤を併用することで、眠っているような状態で検査を受けることができます。苦痛を最小限に抑えた検査が可能です。

体にやさしい内視鏡挿入法(浸水法+軸保持短縮法)

池田医院では、内視鏡挿入時に「浸水法」と「軸保持短縮法」を併用しています。
浸水法は空気ではなく水を用いて腸管を広げる方法で、腸の伸展や張りによる不快感を軽減します。
さらに軸保持短縮法は、腸を無理に伸ばさず、ループ(たわみ)を作らないようにしながら挿入する高度な手技で、腸への負担や痛みを抑えることができます。
これらを組み合わせることで、鎮静下でもより安全で苦痛の少ない検査を実現しています。「つらくなかった」「楽だった」と言われる内視鏡を常日頃から心がけて診療にあたっています。

前処置も院内で安心サポート

大腸カメラ検査では、事前に腸の中をきれいにする必要があり、検査前に下剤を内服していただきます。しかし、「下剤を飲むのがつらい」「自宅で飲むのが不安」と感じる方も少なくありません。特に、ご高齢の方や「通院途中にトイレに行きたくなったらどうしよう」と心配な方、過去に下剤の内服で体調が悪くなった経験がある方にとっては、大きな負担となることがあります。当院では、そうした不安や苦手意識を少しでも軽減できるよう、院内に前処置室(個室)をご用意しています。周囲を気にせず落ち着いた環境で準備ができ、安心して検査前の時間をお過ごしいただけます。また、下剤の内服中は看護師が適宜サポートを行い、体調の確認やケアを行っております。下剤もできるだけ飲みやすいものを採用し、飲み方の工夫やアドバイスも丁寧にご説明いたします。初めての方や不安のある方も、どうぞ安心してご相談ください。

柔軟な検査スケジュールと送迎サービス

検査は平日(水曜日を除く)の午前・午後に加え、土曜日の午前中も実施しております。お仕事やご都合に合わせて受けていただきやすい体制を整えています。また、平日午前の検査に限り送迎サービスもご利用いただけます。鎮静剤を使用した場合、検査当日は安全のためお車の運転をお控えいただく必要がありますので、ぜひ送迎サービスをご活用ください。安心して検査を受けていただけるよう、通院面でもサポートしております。

胃カメラとの同日検査も可能

ご希望の方には、胃カメラと大腸カメラを同日に行うことも可能です。一度の来院で消化管全体のチェックができ、時間的・身体的負担の軽減につながります。

大腸がんは早期発見・早期治療により高い確率で治癒が期待できる疾患です。症状がない段階での検査が非常に重要ですので、気になる症状がある方はもちろん、定期的な検査としてもぜひご相談ください。


【監修】 池田 厚(いけだ あつし)  池田医院 副院長

■ 学歴

  • 平成21年 浅野学園高等学校卒業
  • 平成27年 順天堂大学卒業

■ 職歴

  • 平成27年4月 順天堂大学医学部附属練馬病院 初期研修開始
  • 平成29年4月 順天堂大学医学部附属順天堂医院 消化器内科学教室入局
  • 令和元年4月 順天堂大学医学部大学院入学
  • 令和元年4月~令和2年3月 沖縄県立北部病院総合内科 国内留学
  • 令和5年3月 順天堂大学医学部大学院卒業 学位取得
  • 令和5年4月 順天堂大学医学部附属東京江東高齢者医療センター 消化器内科 助教授
  • 令和7年4月 池田医院 副院長就任 /   順天堂大学消化器内科教室 非常勤講師

■ 免許・資格

  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医
  • 日本肝臓学会専門医
  • 日本消化管学会専門医
  • 日本内科学会認定内科医
  • 産業医